こんにちは。
本日またひとつ歳をとり、42歳になりました。
震災からここまで無我夢中に発表をしてきて、
いろいろと環境や心境が変わったりしているのですが、
とにもかくにも、アートや表現の活動に集中していきたいという心境です。
世の中には、価値があるもの、『価値があるとされているもの』はたくさんあるけれど、
自分が直接貢献できることってそうそう多くはない。
40歳を不惑というけれど、 自分にとって大切な領域がどの辺なのか、だいぶ絞られてきたように思います。
あれもこれもと目移りする時間も気持ちもほとんど残っていない。
自分にとっては、
『アート』 と 『人が生きていくこと』
このあたりの領域に、残された時間やエネルギーのできるだけ多くを注ぎ込んでいきたいのです。
そして、そのためにも、「自分の内面を高めたい」と、最近強く思います。
- 心の中の闇、否定的意識や悪感情をもっと手なずけること。
- 『受けるより与える』という境地。
- 相応の教養
こういったものを身に備えたいと。
なんだか突然最近そんな風に思うようになったのです。
年齢などただの数字でしかないということを思い続けてきたし、
いまでも、年齢を諦めの口実に使うのは好きではない。
けれど一方で、『若いから許される未熟さ』というものもあるよなあと。
現世を生き抜くために闘っていくことと、
こういったことを両立するのは、かなり難しい。
おとぎ話のキャラクターならともかく、生身の人間には、とてつもなく難しい。
けれども42歳。
そろそろそういうところを目指してもいい頃かなと。
近頃はそんな風に思います。
そしてまた、そういったことが、作品や表現の源泉になっていくのだろうとも思うのです。
いよいよこれから!
という気概で臨んでまいります。
何卒今後ともよろしくお願いいたします。
2013.6.20
川口忠彦
HESOMOGE
拝