7/14 ライブペイントしました

7/14土曜日 横浜
天王町オレンジカウンティブラザーズにて、
テラースクワッドのワンマンと同時進行で、ライブペイントしてきました。

 

 

音楽のアートワークを制作するときは、何百回と楽曲を聴き、その音の持つ世界観を体に沁みこませて制作します。

テラースクワッドの曲を聴きながらテラーの作品を制作するのは、自分にとっては、あまりにも日常的なことです。

(これについては、音楽系のアートワークを制作される多くの方がそうでしょうし、しかも、最近実は必ずしもいいことばかりではないかもしれないぞ…などとも思っているのですが、それはまた今度)

楽曲を聴きながら制作していると、音の影響を受け、
絵が様変わりしたりします。
やがて、音と絵の方向が絶妙な噛み合わせ
(一致とは限らない)になったとき、

紡ぐ世界が一気に鮮やかになり、
血がめぐりはじめる瞬間があります。

我ながら、興奮する瞬間です。

しかし、そういう瞬間は、常に自分ひとりの部屋で起こっていることです。

今回は、せっかくのライブ。
ということで、その瞬間をこそ共有したい、
と思ったのです。

完成品を見ていただくだけなら、
いつもと同じですから、
限られた時間で描く意味はありません。

 

どんな苦労をし、
どれだけ試行錯誤をしたかというのと、
まったく関係なく、
そこに美しさが存在しさえすればよい。
それが、絵です。

だから、「絵を描こう」としない。

 

「何が仕上がるか」以上に、
「どう作られていくか?」という、

まさにライブそのものを共有したいと思ったわけなのです。

 

去年の11月に行った第一回目。
このときは、完全な具象絵画を描こうとしました。

今年の5月に行ったタツシマさんとのコラボレーション。
これは、完全な抽象画です。

今回は、その両方をブレンドしてみました。
抽象的な具象画。
抽象的に始まり、具象に近づいて終わる絵。
そんなアプローチです。

今回、お友達のはなすけさんからこんな言葉をいただきました。

「もっと感覚的に筆をドドドドーッと(笑)
動かしていくものと思っていましたので、

川口さんがじっと全体を見て
空中で筆を動かして
実際に線が引かれたところを頭の中でシュミレーションされてるだろう姿を見て衝撃を受けました。
絵画に限らず、一見激しさや情熱が迸っていると見えるものでも、実はクールで緻密な工程を経て完成してるものなんだ」

まさにその点が、

自分とテラースクワッドを最も強く結び付けている点かも知れないなと、発見した次第です。

 

感情をドライブさせつつ、感情に流されず。
計算をするが、計算負けしない。

 

簡単に言えば、芸術とは エモーションと技術とを両輪で高めていくという行為とも言えます。

一見相反するかのようなその二つの要素を、
どれだけ高い位置で両立させるかという、
そういうチャレンジなのだと思います。

実際それがどのように受け取られたかは、
自分で語れることではなく、
その場に居合わせてくれた方に聞くより他ありません。

自分としては、
もちろん力足りず、
もどかしい思いもありつつも、
わずかに手ごたえを感じることができました。

 

この先もただただ精進していくより他はないのですが、
表現の一分野としての“ライブペイント”。

この領域は大切にしていきたいと思っております。

末永く続けていくので、
機会があればごらんください。

 

 

ご来場いただきました方、本当にありがとうございました。

 

川口忠彦
HESOMOGE

 

 

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